絵画:ローレンス・アルマ=タデマ 「ピュリケの踊り」 (1869)
Sir Lawrence Alma-Tadema A Pyrrhic Dance 1869
MIDI:ブルックナー 交響曲第7番第3楽章

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この絵画は、アルマ=タデマの最初の妻ポーリーヌが2人の幼い娘を残して亡くなった年、1869年にロンドンのロイヤル・アカデミー展に、「ローマの美術愛好家」と共に出品された作品です。
この「ピュリケの踊り」は後に批評家ジョン・ラスキンから“全体的な効果は、ネズミの死骸を探すゴキブリの小分隊を顕微鏡でのぞいたように正確だ”との評を受けますが、一般的にタデマの絵画はの評判は良いものでした。

この絵画に描かれている「ピュリケの踊り」とは、BBSで教えていただきましたが、ギリシャ神話としても有名なトロイア戦争(紀元前1250年頃に起こったと思われる)で、ギリシャ側が勝利した際、ギリシャ軍の英雄アキレウス(戦争終結の時は故人)の息子ネオプトレモスが喜びの踊りとして踊ったのがはじまりで、二本笛の音に合わせて武装して踊る踊りだそうです。


このページに使用しているMIDIは、ブルックナーの交響曲第7番第3楽章です。この第7番はどの楽章も美しく、第1楽章はこちらのページで使用しています。
またもう一つの名曲、交響曲第8番の第4楽章は、こちらのページで使用しています。
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