ジョルジュ・バルビエ 「サロメの悲劇」
George Barbier : La Tragedy de Salome
「サロメの悲劇」(1913)
La Tragedy de Salome
音楽:シュミット
美術:スデーイキン
振付:ロマーノフ
Tamara Karsavina in 'La Tragedy de Salome'
サロメはユダヤの王ヘロデの妻ヘロデヤの連れ子です。
ヘロデ王は、自分の誕生日に、サロメに舞いを舞うよう言い、その報酬として、何でも望みを叶えると約束しました。
サロメは見事に舞を舞い、その報酬として要求したのは、彼女が報われない恋心を抱いていた、預言者ヨハネの首でした。
スデーイキンはバレエ『サロメの悲劇』に、紫、黒、銀による、オーブリ・ビアズリーの影響を受けた、印象的な舞台装置をデザインしました。ヘロデ王もヘロデヤも登場せず、台の上には首が乗っていましたが、洗礼者ヨハネも登場しませんでした。2、3人の黒人と死刑執行人は別として、カルサーヴィナ演じるサロメの1人舞台だったそうです。
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