ジョルジュ・バルビエ 「薔薇の精」I
George Barbier : Spectre de la Rose
MIDI:カール・マリア・フォン・ウェーバー 「舞踏への勧誘」
Carl Maria von Weber : Invitation to the Dance
「薔薇の精」(1911年)
Spectre de la Rose
音楽:マリア・フォン・ウェーバー
美術:レオン・バクスト
振付:ミハイル・フォーキン
バレエ『薔薇の精』の初演は1911年4月19日、ロシア・バレエ団のモンテカルロ公演の時でした。
フランスの詩人テオフィール・ゴーティエの詩「わたしは薔薇の精、昨晩の舞踏会にあなたが連れていってくれた」から想をとった一場の幻想的な踊りで、ミハイル・フォーキンがニジンスキーと、タマラ・カルサーヴィナのために、振付けた作品です。
音楽はウェーバーのワルツ「舞踏への勧誘」をベルリオーズが交響楽用にアレンジしたものが使われました。
舞踏会から戻った少女が1輪の薔薇を手に入ってきます。
薔薇を見ながら、少女は舞踏会を思い、肘掛椅子に座った少女は眠りに落ちます。
少女の手から薔薇が落ちると、窓から薔薇の精が飛び込んできて、少女を踊りに誘います。
2人はワルツを踊りますが、終わる直前に薔薇の精は窓からまた消えてしまいます。
目覚めた少女の前には、薔薇の花が落ちているばかりでした。
Karsavina and Nijinsky in 'Spectre de la Rose' (1911)