カール・ラーション 「アトリエの中」 1890-1899年頃
MIDI:シューベルト 即興曲op.142-3

Carl Larsson, One Half of the Studio, 1890-1899.
MIDI : Franz Schubert, Impromptu B flat major Op.142-3.
MIDi提供:Reinmusik



 ラーションのアトリエです。
 描きかけの赤ちゃんの絵(リスベットでしょうか?)、窓の上の帯状の長い絵、テーブルの上のヒマワリ、戸棚の上のモミの木、ノコギリやのみなどの工具、きれいな色のクッション、どこかオモチャ箱のような、個性的で楽しいアトリエです。
 窓の上の色鮮やかな長い絵は漫画風で、楽しい絵ですが、ダラーナ地方独特の農民画だそうです。聖書の物語を描いていますが、キリスト以外の人々は、みなこの地方の民族衣装を着て描かれています。
 後に別棟に大きな窓のある明るいアトリエが作られ、そこがラーションの仕事場になりますが、この部屋は男の子たちが工作、女の子たちは織物をする、子どもたちのアトリエとなりました。