自分感受性くら い 詩:茨木のり子
童話屋「おんなのことば」よ り ぱさぱさに渇いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮しのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ ※ ※ ※ ※ ※ 大好きな茨木のり子さんの詩です。 子どもの文学に出てくる美しい庭。 私の庭では、大好きな花は咲いているのでしょうか? 「バラ」なんて育てにくい花を一番好きになってしまったのですが。 水やりを忘れたり、あげすぎたりしても枯れてしまいます。 いつか自分のバラ園を作るのが夢です。 |