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  キャッチ・ミー・イフ・ユー・ キャン

2002年/アメリカ/2時間21分
製作:スティーブン・スピルバーグ
   ウォルター・F・パークス
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ジェフ・ネイサンソン
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
   ASC
衣装:メアリー・ゾフレス
音楽:ジョン・ウィリアムス
原作:フランク・W・アバグネイル
   with スタン・レディング


キャスト
フランク・アバグネイルJr.:レオナルド・ディカプリオ
カール・ハンラティ:トム・ハンクス
フランク・アバグネイル:クリストファー・ウォーケン
ロジャー・ストロング:マーティン・シーン
ポーラ・アバグネイル:ナタリー・バイ
ブレンダ・ストロング:エイミー・アダムス

STORY
実在の天才詐欺師の物語。63年ニューヨーク。高 校生のフランクは、地元の名士である父と美しい母親 に囲まれ、幸せに暮らしていた。しかし、16歳を前に、父が事業を失敗し両親は離婚。 ショックを受けた彼は、家を飛び出してしまう。 1人途方にくれるフランク。そんな折、皆の羨望を集めて歩くパイロットを見かけピ ンときた彼は、信用ある職業人に なりすまし、不渡り小切手での荒稼ぎを開始する。そんな彼をFBIのカール・ハンラ ティは、正体も分からぬまま、彼を追い始める。 FBIの追求をことごとくかわし、フランクは医者、弁護士にもなりすます。




痛快で、楽しくて、ちょっとホロッとくる素敵な映画でした。

そして主人公フランク役のレオナルド・ディカプリオの魅力!
6年前『太陽と月に背いて』で私が恋したそのままに、美しく、せつなげな表情に母 性本能をくすぐられて、久しぶりの“レオ様”との再会に涙がこぼれ落ちそうでした。

映画も光輝いた60年代アメリカの、穏やかな雰囲気や人の優しさに、自然に感動しま した。
ファッションもカラフルでお洒落で、60年代の日本は、こんなアメリカに憧れたんだ ろうなと思いました。
スピルバーグ監督作品では、『激突!』と1、2を争う好きな作品になりました。

この物語は1960年代のアメリカを舞台に、パイロット、医者、弁護士になりすまし、 小切手を偽造し、大儲けをした天才詐欺師、その素顔は アメリカの高校生という、マンガか娯楽映画の世界でしかないようなお話ですが、実 話です。

地元の名士と美しい母を両親に、幸せな高校生活を送っていたフランクでしたが、あ る日突然父が事業に失敗し、生活は苦しくなり引越し、転校。 そして両親は離婚してしまいます。
両親のどちらと暮すか選択を迫られたフランクは家出をします。
たちまちお金を使い果たして、偽造小切手を使って換金しようと思いますが、当然相 手にされません。
そんな時、颯爽と歩くパイロットを見かけます。豪華な車から降りて、美しいスチュ ワーデスを引き連れ、道を歩く人々は 尊敬と憧れの眼差しを送ります。
それを見てフランクはひらめきます。
高校新聞の取材のふりをして、パイロットという職業や航空会社の仕組みを調査し、 制服を手に入れます。
そして、それからは魔法のよう。パイロット姿のフランクに、ホテルも銀行も怪しま れることなく、偽造小切手で換金できますす。
しかもパイロットは提携した飛行機に無料で乗れる特権があり、フランクはフメリカ はもちろんフランスやスペインなど飛び放題でした。

この航空業界の連続詐欺事件に、ついにFBIが動き出し、特にトム・ハンクス扮する カール・ハンラティは熱心に、名前も姿も分からないこの“詐欺師”を つかまえようとします。
ところがフランクはなかなか捕まりません。
あまりに堂々としているので、彼を目の前にしても、FBIは気付かなかったり、騙さ れてしまうのです。
しかも未成年が犯人とは、なかなか気付かれませんでした。

でもなんだかんだいってもフランクは詐欺師。
それなのに彼を憎めないのは、愛 に対しては決して嘘をつかないこと。 愛する人には、とびきりの、彼なりの愛情を施します。
完全に落ちぶれ果て、借金に追われる父に、フランクは豪華な車をプレゼントをしま す。
「これでママを迎えに行きなよ」
一度壊れてしまったものは元に戻らないのに、大胆な詐欺師とは思えないほどの、純 粋なフランク。
父には滞在先から、常に明るい手紙を送り続けます。
その後、医者や弁護士になりすまして出会った、検事の娘ブレンダと恋人になっても、 本気で結婚を考えます。

なんだか憎みきれなくて、時に寂しそうな、誰かに甘えたい、でも負けず嫌いのフラ ンクに涙が出ました。

小さな時、いろんなものになりたくて、看護婦さんごっこや学校ごっこなんてやりま したし、オモチャのお金も持っていました。
フランクの世界は、そんな子どもの延長線上にあるような気がします。
『トム・ソーヤの冒険』や『ホームアローン』のような、大人顔負けの知恵の回る悪 戯っ子のようなフランク。
良くも悪くも、こんな物語に出てくるような少年が生きられる時代だったんだなと、 60年代がとても羨ましい気がしました。

フランクの魅力はもちろんですが、FBIのハンラティ、フランクの父親など、フラン クにとっての父的存在の男性がとてもいいです。
フランクを理解し、叱り、信じる存在。
詐欺師の物語というよりも、父子の物語のような気もしました。

後味がとても良いです。
夢は終わってしまっても、時は過ぎても、やつぱり素晴らし夢であり、素晴らしい時 だったと、優しい気持になりました。

全編に満ちあふれる映画やテレビのパロディがまた素敵でした。
『スティング』『007』『弁護士ペリー・メイスン』、それにフランクの登場シーン は、ロングの髪型といい状況といいレオナルド・ディカプリオが 主演した『仮面の男』そっくりで、真剣なシーンなのに笑いました。美しいです。レ オ様(#^_^#)
最初のタイトルバックは、ヒッチコック映画や、サスペンス映画『シャレード』のよ うなお洒落なアニメで、こちらも素敵でした。

60年代、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、 そしてスピルバーグ。総べての良さがつまっていて、 特にそれぞれのファンにとっては、素敵な素敵なプレゼントになる映画だと思いまし た。