MIDI:ピエ・イエス(ああ、イエズスよ)
絵画:天使
Angel
(1889)
レクイエムの中でもっとも好きなのが、「サントゥス」と、この「ピエ・イエス」です。
大好きなボーイズ・エアー・クワイアのアルバム
『少年のレクイエム』
の「ピエ・イエス」、初めて聴いた時、
この世にこんなにも美しい音楽があったのだと、涙が出ました。
掲示板でアントワーヌ様が書かれていましたが、フォーレのレクイエムには
「ディエス・イレ(怒りの日)」がありません。
モーツァルト、ヴェルディの2つのレクイエムでは、「ディエス・イレ」は人気があり、
モーツァルトのものは映画『アマデウス』『陰陽師2』、
ヴェルディは映画『バトルロワイヤル』に使われています。
この音楽の使われれいるシーンの共通点は、“恐怖”でしょうか。
アントワーヌ様がレクイエムについて書かれた、
“全体に人間の罪に対する劫罰の恐怖よりも、静謐な祈りに徹しきった作品”
というお言葉、本当にそうだと思います。
絵画は、アボット・セイヤーの絵画で、もっとも有名な「天使」です。
白い雲のような純白な翼。
こんなにも美しい翼を、私は知りません。