絵画:リチャード・ドイル 『妖精の国で』1
MIDI:ドビュッシー 前奏曲 第1巻より 第8曲 「亜麻色の髪の乙女」


Richard Doyler, In Fairyland 1
MIDI : Claude Achille Debussy, La fille aux cheveux de lin (Book I, VIII).



 リチャード・ドイル(Richard Doyle 1824-1883)は、妖精の国アリルランドのダブリンに生まれました。
 1850年代イギリスの代表的風刺カリカチュア雑誌『パンチ』紙のイラストレーターとして活躍し、『妖精の国で』(1875)、『妖精の指環』(1846)、『妖精物語』(1849)などの絵本で、可愛くユーモラスで、ちょっぴり不気味な妖精たちを数多く描きました。
 『パンチ』誌で活躍した画家の中には、『不思議の国のアリス』で有名なジョン・テニエルもいました。
 
 アイルランド系のドイルの一族には画家が多くいました。画家ではありませんが、リチャード・ドイルの甥は、『シャーロック・ホームズ』の作者コナン・ドイルです。

 『妖精の国で』 (In Fairyland, 1870)はドイルの代表作で、イギリスの有名な木版刷師エドマンド・エヴァンズにより製作され、ドイルと同じくアイルランド出身のウィリアム・アリンガム (Willam Allingham 1824-1889) の妖精詩に挿絵をつけた、素晴らしい豪華本です。


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