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絵画:ジェシー・ウィルコックス・スミス 「子どもの疑問」
MIDI:パッヘルベル 「カノン」

Jessie Willcox Smith, A Child's Question.
MIDI : J.Pachelbel, Kanon.



 天までのびた豆のつ木、ジャックは思い切って登っていきました。
 雲の上に広い道があり、その道を進むと、たいそう大きな家がありました。入り口には背の高い女の人がいました。前の晩から何も食べていないジャックは、その女の人に食べ物をくれるようにたのみました。ところが女の人は言いました。

「食べ物だって?こんなところにいたらお前のほうこそ、食べられてしまうよ。うちのだんなは、お前のような男の子が好物の大男なんだよ」

 けれどジャックは必死に頼み込み、台所に入れてもらいました。
 ジャックがご飯を食べていると、大男が帰ってきました。女の人は慌てて、ジャックをかまどに隠しました。
 大男は、大好物の男の子の匂いがすると騒ぎますが、大男のおかみさんに否定されてしまいます。
 不審に思いながらも大男は、ジャックがかまどにいることも知らず、金貨の袋を二つ取り出すと数え始め、しばらくして寝てしまいました。
 そのすきにジャックは、大男に近付き金貨の袋を一つ抱えると逃げ出しました。

 ジャックとお母さんは、金貨でしばらく裕福に暮らしていましたが、とうとうお金を使い果たしてしまいました。
 そこでジャックはまた豆の木を登って大男の家に行きました。
 今度は大男は、金の卵を生むニワトリを取り出します。そしてまたも眠り込み、ジャックはそのニワトリを持ち出してしまいました。

 金の卵を産むニワトリのおかげで、親子は裕福に暮らしました。けれどそれに満足できないジャックは、また豆のつるを登り、大男の家に行きました。
 今度、大男が取り出したのは金のたてごとでした。
 ジャックはまた大男が眠ったすきに、そのたてごとを持ち出しますが、たてごとは途中で「ご主人さま!ご主人さま!」と叫びだし、大男は目を覚ましてしまいました。
 逃げるジャックを大男は追いかけていきました。
 ジャックが豆のつるを降りる終わると、なんと大男もそのつるを降りようとしていました。
 それを見たジャックは家から斧を持ち出し、豆の木を切り倒してしまいました。大男は地面に叩きつけられ、死んでしまいました。

 そしてジャックとお母さんは、金のたてごとと、金の卵を生むニワトリのおかげで大金持ちになりました。やがてジャックは王女さまと結婚し、末永く幸せに暮らしました。



『ジャックと豆の木』
Jack and the Beanstalk (1911)




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