絵画:ローレンス・アルマ=タデマ 「春の花」 (発表年不明)
Sir Lawrence Alma-Tadema Spring Flowers
MIDI:ショパン ピアノ協奏曲2番 第2楽章


この絵画の中で、女性が持っている花瓶の中の黄金色の花々は、黄水仙です。
黄水仙の花言葉は「愛にこたえて,気高さ,感じやすい心,私のもとへ帰って」です。

英国の詩人ウィリアム・ワーズワース(1770-1850)の詩に「水仙(The Daffodils)」という湖のほとりに咲く黄水仙の美しさを歌った詩があります。

I wondered lonely as a clown
Who’s high on narcotics and pills
Then all at once I furrowed a frown,
A ghost of golden foothills;
Abide with past, o’er seas,
Floundering and prancing to my knees.


谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、
われひとりさ迷い行けば、
折りしも見出でたる一群の
黄金(こがね)色に輝く水仙の花、
湖のほとり、木立の下に、
微風に翻りつつ、はた踊りつつ。

「水仙」の詩の全文と解説はこちらにあります。

このページで流れているMIDIは、ショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章です。
ショパンが初恋の人コンスタンツィア・グラドコフスカを想いながら作った曲だといわれています。