音楽:モーツァルト ミサ曲 K.427より “キリエ”
Wolfgang Amadeus Mozart, Mass In C Minor, K.427: Kyrie.



絵画:ハンス・メムリンク 「奏楽天使」(左パネル) 1480年頃制作
Hans Memling, Angel Musicians (left panel), 1480s.



私は神の栄光を歌い上げたかった

神は切望だけを与えて、声は奪い取った


なぜだ?


私の賛歌など望まぬのなら、なぜ切望を与えた?

熱い欲求だけ与え、才能は下さらない ──








モーツァルトはコンスタンツェとウィーンで婚約します。


ザルツブルクにいるモーツァルトの父レオポルドが、
息子の将来を心配して、
自分が行くまで結婚は待つように手紙を出しますが、
モーツァルトは勝手に結婚式をあげてしましました。


このページに流れている曲は、
モーツァルトとコンスタンツェの結婚式に使われた
ミサ曲 K.427から「キリエ」です。

またこの曲は、次ページでご紹介する「フルートとハープのための協奏曲」と共に、
コンスタンツェが、皇帝の姪の音楽教師に、モーツァルトを推薦してくれるよう
サリエリに頼みに行ったシーンにも使用されました。



Hans Memling, Angel Musicians, 1480s.