フレデリック・ケイリー・ロビンソン 「青い鳥」 1911年 
                        Frederick Cayley Robinson, The Blue Bird, 
1911. 
                         
                        音楽:アルカンジェロ・コレッリ ヴァイオリンソナタ 作品5-12 「ラ・フォリア」 Arcangelo Corelli, Sonatas for Violin 
and Basso Continuo, Op. 5: no 12 in D minor "La Follia". 
                         
                        
                        
                        
								
                            
                            
									
									
									
                              
											
                                  
                                  
                                     
                                     
                                     夜の女王の前に、猫のチレットが現れました。 
                                     猫は夜に属するものでした。 
                                     
                                    「夜の女王様、たいへんです。もうすぐ人間の子どもたちがやってきます。木こりの子どものチルチルとミチルです。青い鳥をもらいにここにやってくるのです。もし人間たちがここにいる本当の青い鳥を手に入れてしまったら、私たちは消えてしまうしかないでしょう」 
                                     
                                    「なんだって?なんて時代になってしまったんだろう?いったい人間たちは何をねらっているんだろう?人間はどうして何もかも知りたがるのかしら?人間たちはもうわたしの秘密を3分の1は手に入れてしまっているのに。“恐れ”たちは人間を怖がって閉じこもり、“幽霊”は逃げてしまい、“病気”は彼らのほうがわずらってしまった」 
                                     
                                    「大丈夫ですよ。女王様。相手は子ども。おどして、最後の部屋の扉を開けさせなければいいのです。それ以外の部屋の秘密を見せれば、大丈夫。たいていの子どもなら、気が遠くなるほど怖がりますよ」 
                                     
                                     
                                     
                                    
                                     
                                     
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