フレデリック・ケイリー・ロビンソン 「青い鳥」 1911年 
                        Frederick Cayley Robinson, The Blue Bird, 
1911. 
                         
                        音楽:ジョヴァンニ・バティスタ・ペルゴレージ 『スターバト・マーテル』 第1曲 悲しみに沈める御母は Giovanni 
Battista Pergolesi, Stabat Mater, No.1 Stabat mater dolorosa. MIDI作成:山岸健一様 
                         
                        
                        
                        
								
                            
                            
									
									
									
                              
											
                                  
                                  
                                     
                                     怖かった森を後に、後もチルチルとミチルの青い鳥を探す旅は続きます。 
                                     「今度はここを探してみましょう」 
                                     光の精が差したのは墓地でした。 
                                     
                                    「向こうにある墓地に眠っている、亡くなった人たちの誰かが、自分のお墓の中に、青い鳥を持っていっているかもしれませんからね。お墓の中をのぞいて、調べてみなければなりません」 
                                     「調べるってどうするの?」 
                                     チルチルが聞きました。 
                                     
                                    「夜中になったら、帽子のダイヤを回すのです。そうすると、亡くなった人たちがお墓の中から出てくるんが見えますよ。出てこない人は、お墓の中にいて、眠っていいるところが見えます」 
                                     
                                     チルチルは仲間を見回しました。 
                                     パンも砂糖もミルクも、妖精たちはみんなみんな青い顔をしています。みんな怖がっているのです。 
                                     勇敢で忠実な犬のチローでさえも、今度ばかりは墓地に入りたがりません。光の精も死者の中に入ることは許されないとのことで、同行できませんでした。 
                                     
                                     そこでチルチルとミチルは、2人だけで墓地に入りました。 
                                     
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