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絵画:クロード・モネ「ルエルの眺め」(1858)
View from Rouelles 1858
MIDI:ベートーヴェン (リスト編曲) 交響曲第6番 「田園」 第1楽章

時は遡り、モネが18歳の頃の作品です。
現在確認されているモネの最初期の油彩作品と言われています。

モネは1840年にパリの生まれますが、5歳になる頃、
セーヌ川の河口に位置する港町ル・アーヴルに移り住み、少年時代を過ごしました。

少年時代から絵の才能を発揮し、16歳の頃には、町の有力な人物の戯画(カリカチュール)を描き、
それらの作品は額縁屋のショーウィンドウに並べられ、1枚20フランで売られました。
その横に並んでいたのが、ウジェーヌ・ブーダン(1824〜1898)という画家の絵でした。
モネより16歳年長のブーダンは、少年モネを戸外の写生に連れ出し、
モネが風景画に開眼するきっかけとなったのです。

1858年の夏、ブーダンとモネは、ル・アーヴル近郊、モンティヴィリエ方向にある村ルエルを訪れ、
モネは初めての油彩の風景画を制作しました。
その作品がこの「ノエルの眺め」です。

モネはこの作品を、8月から9月にかけて開かれたル・アーブル市の美術展に出品し、
モネにとって、初の出品作品ともなりました。

明るい空、柔らかな日差し、鮮やかな新緑、空と光と緑を映した小川、
観ていて心地良い作品です。
川の向こうに見えるポプラ並木は、後のモネの絵画に幾度も描かれる主題で、
既にモネらしい個性が見えます。

またこの作品は、1994年に東京、名古屋、広島で開催された『モネ展』に出品されましたので、
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

MIDIはリストがピアノ独奏用に編曲した、ベートーヴェンの
交響曲第6番『田園』の第1楽章「田舎に着いたときの楽しい感情の目覚め」です。