絵画:ローレンス・アルマ=タデマ 「歓迎される足音」(1883)
Sir Lawrence Alma-Tadema Welcome Footsteps 1883
MIDI:ヴィヴァルディ 「アンダンテ」


「アントニーとクレオパトラ」と、同じ年に描かれました。
その続きでしょうか。
お芝居を観るような絵画です。

女性のさぐるような表情、彼女の後ろと椅子下の黒い大理石は、
彼女が何かとくらんでいるように思えます。
また椅子の上にひかれた毛皮は、官能を暗示しているように思います。

かわって光りあふれる屋外から来た男性は、根っからの善人なのでしょう。
彼の横の白の彫刻が、武器を持っていることから、
戦士なのかもしれません。